その43 資格を取れば勝ちという幻想

20年以上前から日本はずっと不景気が続き、今後もさらに続くと予想されます。今高校生の人達は、不景気の日本しか経験していない人達です。将来に不安を感じるのも仕方ないですし、不安を感じるのはまともな感性の持ち主だと思います。

では不安を感じた時にどういう行動を取るか。多くの人は資格を取る勉強をします。最も典型的な例は医師免許の取得ですね。医師になれば将来の安定が約束され、食いっぱぐれる事がないという理由からでしょうが、医師免許を取れば本当に安定なのでしょうか。いくら医師といっても病院に患者が来なければその病院は潰れるわけで、医師に給料を支払う事ができません。その他の資格も全て同様です。お客さんがいなければ生活できないのです。現時点では医師は国に守られている職業ですが、今後も守られる保証はありません。他の資格に比べれば安定している事は間違い無いですが、資格取得のデメリットについては多くの人はあまり考えません。

それは資格を持つとその資格に縛られるという事です。他にもっと稼げそうな分野があるのに、資格がある事でその仕事にしがみついてしまう傾向にあります。実は資格は、選択肢の幅を狭めてしまっているのではないかを私は感じるのです。私は資格を大卒と運転免許くらいしか持っていないため、そのおかげで世の中をよく観察するようになったと感じています。

その資格が無いとその仕事ができないという場合は資格を取得する必要はありますが、そうで無い場合は、資格取得のメリットが果たしてあるのか疑問です。それよりも様々な場所から収入を得られるように勉強しておくことの方が大切だと感じるのです。資格をあえて取得しない事で、鋭く世の中を観察する動物的な感性が磨かれるのではないでしょうか。

ただし、繰り返しブログで書いていて恐縮ですが、大卒の資格は持っておいた方がメリットが多いので、大学受験は頑張って、卒業はしておいた方が良いと思いますよ。

 

読者に、全ての良き事が雪崩のごとく起こりますように。