その49 恥をかくことを恐れない

日本には恥の文化があり、恥をかくことを恐れる人が多いです。しかし、恐れていては成長できません。わからないことはわからないと素直に質問しましょう。わからないことが恥ずかしいのではなく、わからないと言えないことが恥ずかしいのです。知るは一時の恥、知らぬは一生の恥と言いますが、一時の恥ですらありません。

周囲の人に笑われたら恥だと考える人がいますが、笑っている人の方がよほど恥ずかしいです。謙虚さと他者に対する優しさを持ち合わせていないのですから。本来は笑っている未熟な自分を恥じるべきなのに、自分を省みることなく他者を笑い者にするのは情けないことです。どれだけ勉強しても知らないことだらけですし、わからないことだらけです。それでも昨日の自分よりも成長し続けることに意味があります。

受験勉強に限りません。大人になっても勉強し続ける人と勉強をやめた人とでは、今後の人生は大きく変わります。勉強している人に限って、知らないことを教えて下さいと言いますが、勉強していない人は教えて下さいが言えません。勉強すればするほど謙虚になり、勉強をやめればやめるほど傲慢になるからだと思います。傲慢になると、ますます学ぶ姿勢が無くなってくるので、謙虚になるために勉強する必要があるのです。傲慢な人の周りには誰も寄り付かなくなりますが、謙虚な人の周りには常に人がいます。幸運は人が運んでくるので、傲慢な人は運が悪くなり、謙虚な人は運が良くなるのです。

豊かになりたければ勉強しましょう。貧しくなりたければ勉強をやめましょう。わからないことは自分で調べたり質問する習慣をつければ、10年後、笑っていた連中とは目も当てられないほどの差がついているでしょう。

若い頃は、少しうまくいくと天狗になりがちです。私もそうだったので偉そうなことは言えませんが、天狗になった途端に下り坂です。転がり落ちてどん底になってから反省し、また勉強すれば良いのですが、できれば謙虚に勉強し続けた方が幸運に恵まれやすいですね。

 

読者に、全ての良き事が雪崩のごとく起こりますように。