その84 標準偏差に注目しよう

模擬試験を受けていると、標準偏差という数値が出てきます。これは点数の広がり具合のことで、皆が同じ点数だと標準偏差は0で、点数にばらつきがあればあるほど標準偏差は高くなります。つまり、模試の標準偏差が高い分野は点数に差が出やすいために、得意になっておくと受験で有利だということです。逆に、標準偏差が低い分野は簡単すぎるか難しすぎるので、点数に差が出ず、合否にあまり関係してきません。

全ての分野をバランス良く勉強することは大事なのですが、+αで勉強するなら、標準偏差が高い分野を勉強した方が得です。作成者側は、点数に差が出やすい分野を出したがります。つまり、受験生側の戦略としては標準偏差の高い分野を勉強するのが賢い選択と言えるのです。模試を受けたら、間違い直しをするのはもちろんですが、標準偏差の高い分野の勉強を重点的にやっていきましょう。模試ではどうしても偏差値や判定を気にしてしまいますが、間違い直しや今後何を勉強しなければいけないかを知ることの方が大切です。意外とそのことを意識している受験生は少ないです。

努力しているのに結果が出ない人の特徴として、戦略を考えないことが挙げられます。闇雲に努力しても報われないことが多いのです。時間が限られている中で合格を勝ち取らなければいけないのですから、自分に必要なことは何で、いつまでに何を終わらせる必要があるかを毎週考えましょう。1週間毎に計画を見直すことが大切です。良いものを取り入れて、悪いものを排除する、この繰り返しが自分を向上させてくれます。

計画する→実行する→確認する→改善するのサイクルを何度も回すことをPDCAサイクルと言いますが、受験時代にこの習慣を身につけておくと、大学生以降も優秀な人になれるでしょう。社会人でも優秀な人は、無意識にこのサイクルを回しています。難関校を突破した人に優秀な人が多いのは、PDCAサイクルが身についているからなのです。

 

読者に、全ての良き事が雪崩のごとく起こりますように。