その88 失敗しない人よりも失敗を乗り越えた人がカッコイイ

日本では、失敗しない人が評価されます。受験でもミスをせずに高得点を取れば偏差値の高い学校に合格しますし、会社でも失敗しない人が昇進していきます。社会がそういう仕組みなので、どうしても日本ではチャレンジしにくくなります。起業家があまり生まれないのもそこに原因があると言う人もいます。

確かに失敗しないことは大事ですが、それよりもチャレンジすることの方がその人の今後の成長につながるのではないでしょうか。安全圏の中で失敗しない生き方は、ある意味受動的な生き方です。成長とは真逆です。チャレンジする生き方というのは能動的な生き方なので、成長できます。それは失敗しようが成功しようが成長できます。

大学に合格したり、会社で昇進するのは目に見える成果です。本当に大切なものはいつも目に見えないと言ったのは、「星の王子さま」の著者サン・テグジュベリです。まさにその通りで、心理的な成長は人生を幸福に生きるために必要不可欠なのです。チャレンジして失敗しないのがベストですが、ベターなのは失敗しないことよりも失敗を恐れずにチャレンジすることです。

私も偉そうなことを書いていますが、やはりチャレンジするのは怖いものです。及び腰になることも度々あります。ですが、失敗を乗り越えた人というのは魅力的ですし、そういう人こそが本当に優秀な人ではないでしょうか。試練が多ければ多いほど、その人は上等な魂を持った人と私は考えています。一見不幸に見えるかもしれませんが、誰よりも幸福になる可能性を秘めた人と言えます。

周囲の評価というのは、第三者が勝手に決めたことに過ぎず、気にする必要はありません。自分の評価は自分で決めると考えて、第一志望にチャレンジしていきたいですね。失敗を恐れないというのは、もちろん取り返しのつく失敗を恐れないという意味であって、医者のような職業では失敗しないことが何よりも大事であることは念を押しておきます。

 

読者に、全ての良き事が雪崩のごとく起こりますように。