その89 少し頑張れば届く目標をクリアしていく

第一志望を高偏差値の学校にする受験生は多いです。それ自体は問題ありません。しかし、いきなりその目標を掲げてしまうと、理想と現実がかけ離れている場合に勉強が続かないことがあります。目標は、短期目標、中長期目標に分けて考えましょう。

例えば、長期目標は東大合格で良いのですが、高校三年生になるまでに九州大学合格の偏差値にする、高校2年生になるまでに神戸大学合格の偏差値にするといったように中期的な目標を立てましょう。短期目標としては、次の模試までにこの分野を重点的に勉強する、あるいは全範囲の基礎を総復習する、学校の試験で学年何番以内に入るといったような目標を立てた方が勉強を継続しやすいでしょう。

私も中学生の頃はほとんど勉強していなかったので、神戸大学にも到底受からない偏差値でした。通っている学校の生徒のほとんどが関関同立に進学する学校だったので、このままいくと、関関同立かなと漠然と思っていました。しかし、父親が神戸大学以下の偏差値の大学には行かせないと宣言し出したので、中学生の終わり頃から危機感を感じ始めました。まずは神戸大学に合格する学力を身につけないと大学に通えないと思い、高校一年生から毎日3時間くらい勉強するようになったのを覚えています。

高校2年生になる頃には、神戸大学くらいの偏差値になったので、一安心しましたが、周りの友人が鉄緑会という塾に通い始めたので、私も通うようになりました。そこで衝撃を受けたのは、自信を持っていたはずの数学が真ん中のクラスであったこと、年に2回あるクラス替えのテストでは、平均点が120点満点中30点くらいで、私が40〜50点くらい、最高点は117点というとんでもない生徒がいる塾でした。

中学受験で浜学園という関西では有名な学習塾に通っていましたが、そこの毎月のテストで一番だった生徒が、鉄緑会では3位というから驚きです。上には上がいるということをまざまざと見せつけられた塾でした。そこで勉強しているだけで、九州大学京都大学合格の偏差値を自然と超えていくことができました。手の届きそうな目標をクリアすると、自然と次の目標が出て、それをクリアする環境が与えられるものなので、まずは達成可能な目標設定から始めましょう。

 

読者に、全ての良き事が雪崩のごとく起こりますように。